玉掛けワイヤーロープと台付けワイヤーロープの違い
玉掛けワイヤーロープとは?
玉掛けワイヤーロープは、クレーン等安全規則第219条で差込み回数が決まっているワイヤーロープです。
(ストランドを3回もしくは4回編み込みストランドを半分に切り落としてから、さらに2回以上編み込みます)
外見上では、台付けワイヤーロープと良く似ていますが、台付けワイヤーロープは
差込み回数が法で決まっていませんが、一般的には、ストランドを5回差込みます。
■ 玉掛けワイヤーロープと台付けワイヤーロープの見分け方
★ヒゲのヵ所の数で判断できる
良く見ると玉掛けワイヤーロープは、編み込み部にヒゲが2ヶ所でていますが
台付けワイヤーロープは、ヒゲが1ヵ所です。
■ ヒゲの様子
玉掛けワイヤーロープ(ヒゲ2ヶ所)
台付けワイヤーロープ(ヒゲ1ヵ所)
玉掛けワイヤーロープ(編み込み、ロック止め)⇒玉掛け作業OK
台付けワイヤーロープ⇒玉掛け作業NG
■ 玉掛けワイヤーロープと台付けワイヤーロープの使用目的
玉掛けワイヤーロープ(編み込み、ロック止め)⇒玉掛け作業(吊り上げ、吊下げ)
台付けワイヤーロープ⇒荷物を固定する用途に使う(吊り上げ不可)
★ 安全作業のため、使用目的に応じてワイヤーをお選びください。
尚、ワイヤーの選定には、下記の表を参考にしてください。
玉掛索の使用荷重表
■ 玉掛けに使ってはいけないもの
台付けワイヤーロープ、ワイヤークリップ、ターンバックル等
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