コンテナバックの選び方
コンテナバックは、使用目的、コスト、形状、使いやすさ、丈夫さ等から選ばれることをおすすめします。
手頃な価格で丈夫で使いやすいものがベストです。
コンドーテックのコンテナバックをもとに品名を記載致しますので
下記を参考にして使用目的に合ったコンテナバックをお選びください。
(1) 使用目的から選ぶ
災害時(台風、水害、斜面崩壊等
耐候性土のう(ブラック土のう)または丸型2B.丸型2LT
飼料、肥料、穀物、根菜等の運搬
丸型2L.2LT.2E.2B.0.5.2S.2ST.角型4.角型6B
飼料等をコンテナバックの底面から取り出す場合は、丸型1.丸型5
産業廃棄物等の運搬
一般的には、丸型2LT 丸型2B ですが
丸型2Bは1650デニールでとても丈夫なため、
再利用が可能ですので利用回数によりコストがかなり下がります。
但し、コンテナバックは、UV加工を施していても劣化しやすいため事故につながったりしますので、
コンテナバックの状況をよく確認し古いものや傷のあるものなどは、使用を避けてください。
ワンウェイ(一回使い切り)利用
安いもので丸型2S 丸型2ST
もっと丈夫なものなら丸型2L.2LT.2E.2B
(2) コストから選ぶ
価格の安いものには、再生材を使用しているコンテナバックがあります。
本体はPP(ポリプロピレン)投入口、排出口はPE(ポリエチレン)でできていますが
コストを抑えたものは、リサイクル原料を使用して製造しているものがあります。
バージン100%ではなくバージン80%とか再生材入りとか言われるものになります。
また、若干生地の厚さ等を抑えたり量産してコストを下げたものもありますので
価格の安価なコンテナバックがすべてリサイクル原料使用品というわけではありません。
このような商品も1トン荷重には耐えられるようになっていますが、対候性、強度等に
劣るためワンウエイの使用にとどめるのが良いと思います。
ネットでは、安い価格だけを目だたせ原料素材、UV剤配合量などの明記の無い商品もたくさんありますが
このような情報が明記されている商品の方が安心です。
対象商品は、丸型2S.丸型2STなど
(3) 形状から選ぶ
形状は、7種類
① 丸型(Φ1100xH1080)反転ベルト無し
② 丸型(Φ1100xH1080)反転ベルト付き
③ 丸型(Φ900xH800)反転ベルト無し
④ 丸型(Φ1100xH1080)底部排出口全開式
⑤ 丸型(Φ1100xH1080)底部排出口半開式
⑥ 角型(860x860xH1200) 反転ベルト無し
⑦ 角型(860x860xH1200) 反転ベルト付き
(4) 使いやすさから選ぶ
一般的なコンテナバックは、開いた時自立しませんが
コンドーテックのコンテナバックの主なものは半自立します。
開いた時に半自立するので、中身をいれるのに大変重宝し作業がはかどります。
一度使ったらやめられないとても人気のある商品です。
作業性が良いということは、人件費の削減にも寄与し工期の短縮にもなります。
ぜひ使ってみてください。
ひらいてポン適用機種
2B.2E.2L.2LT.2S.2ST.2BB-1.2BB-3
10秒で半自立しますので、中身を入れる作業がラクチン!
(5) 丈夫さから選ぶ
コンテナバックは、一般的には1400デニール位のものが多く販売されていますが
デニール表示のあるものは少ないかと思います。
1400デニールを超えるものはあまり多くはありません。
デニールとは、繊維の太さを表す単位で、9000mの糸の重さで表します。
例えば、1400デニールであれば9000mの長さで1400gという意味になります。
したがって重くなれば頑丈になりますが、しなやかさが失われることにもなります。
コンテナバックの場合、しなやかさはあまり問題にならなく丈夫さが必要になります。
丈夫さでは、1650デニールの物が1400デニールより丈夫ですので
数値の多いほうが丈夫な商品といえます。原料は、100%バージンが一番です。
素材であるPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)は、丈夫な化学繊維ですが
直射日光に弱いという弱点があります。
耐候性を上げるためにUV剤(紫外線の存在する環境でコンテナバックの性能の低下を防ぐため
加えられる添加剤)を添加していますが、何パーセント添加されているかによって紫外線防止効果が違ってきます。
通常の市販品は0.3%が主でしかも本体原反のみが多いため、真夏では1ヶ月も
屋外放置するとベルトや本体が簡単に切れているようです。
コンドーテックでは、土木用3~6ヶ月の対応で、UV剤0.6%を標準としています。
添加率が多い方が紫外線防止効果が高くなります。
但し、UV剤入りでも劣化はしますのでUVシートを活用するという方法があります。
UVシートは、紫外線を通さないので屋内、屋外の保管にはUVシートカバーが
コンテナバックの長寿命対策として効果があります。
また耐候性の良い屋外で使用することを目的とした耐候性大型土のうというものがあります。
耐候性土のうも劣化しないわけではありませんが、バックには1年、3年と
耐侯年数が決められているのでそれを目安にすることができます。
主に黒色の土のう、ブラック土のうと呼ばれるものになります。
1650デニール以上の丈夫なコンテナバック